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フルート奏者 宮前丈明のページです
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音楽的な演奏とは?

上図はこれまでの経験をもとに、原典の譜面から命ある音楽が創造されるまでの過程として私が信じることを模式図で示したものです。これまでの観察から、現在、過去に関わらず、音楽家が普通に実行していることであると考えております。


楽曲解釈(
Interpretation)とは、(1)作曲家の意図についての主観的なアイデア (2)主観的アイデアの客観視:一貫性、普遍妥当性の検証 (3)解釈の可視化:許される範囲での(時には大胆な)原典の修飾、編集 (4)音としての具現化構想、を含んでいます。この楽曲解釈を中心とした流れ(何を表現するのか、なぜそれが必要か)に、音の技術(どのように実行するのか)が相補増幅しながら絡み合って最終的なものが出来上がります。


楽曲解釈が音の技術発展のための具体的動機となり、発展された技術が解釈の可能性を深め、深まった解釈がまた新たな技術発展のアイデアとなり、、、、という相補増幅効果をコンセプトとして著されたのがモイーズの
Tone Development through Interpretation の曲集であり、24,25の練習曲もソノリテもこのコンセプトの中で位置付けることができます。スズキ・メソードのトナリゼーションも同様です。もちろん、これらの教本をどのように利用するかは利用者の自由なのですが、たとえば、ソノリテの場合、具体的な音楽表現が目標として見えた上で「こういう表現をするためにはこういう音が必要だ」と具体的に確信した場合に「ソノリテ」の活用効果は目に見えてわかると思います。逆に言えば、その段階になるまでは待ったほうが良いかもしれません。

 

スズキ・メソードにおける模倣

言うまでもなくスズキの指導ではお手本の録音や指導者による生演奏への模倣が重んじられます。スズキの到達目標は、母国語が普通に話せる程度に音楽を感覚的に理解し、また音楽を使って自己表現したり他人とのコミュニケーションができるところまでです。プロになるにはアナウンサーや役者と同じように、その先のトレーニングが必要となることは前提です。この模倣が成功するためには、内的なもの(何を?なぜ?)と外的なもの( どのように?)の双方が模倣されなければならないと考えます。外的な部分のみのプラグマティックな模倣では単なるコピーになってしまいますので、そうなりかけた場合には模倣の内的プロセスに気付いてもらうように誘導できるヒントを考え、与えていくのが良いと思われます。内的プロセスとは何なのかを理論的に理解する必要はなく、感覚的に理解することを助ける必要があります。お手本となる演奏は、単なる趣味や現代流行の演奏スタイルで安易に選定するのではなく、生命感に溢れ、その裏に終始一貫した楽曲解釈が含まれるものが適していると考えます。

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takeflute
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非公開
自己紹介:
フルート奏者
フルート指導者(Suzuki Method and non Suzuki)
北米スズキ協会SAA認定指導者
米国の某地方都市に在住
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